今年はコロナ騒動から国民に対する一律10万円の給付金に始まり、個人事業主やフリーランス、小規模事業者への支援金、休業や時間短縮の要請に対する協力金と助成金のオンパレードになっております。
次は家賃補助の給付金の最中となっていくところですが、これらの補助金もあり今のところは確かに資金に余裕がない小規模事業者でも、何とか持ちこたえられている方が多いのではないでしょうか。
異例の支援が続いていますが、本来の事業計画に基づく助成金のラインナップも意外と充実しています。日本商工会議所や東京都中小企業振興公社などが担う売上確保のための販路開拓資金の助成では、小規模事業者持続か補助金としてホームページや看板、チラシの作成の補助をしています。
コロナ関係でのテレワーク推進やテイクアウト事業の発足などの助成金もありますが、これらは積極的に事業展開をしていくための支援策という位置づけとなるものです。そのためには当然ですが事業計画が必要となり、その計画に従った申請により認められれば一部の助成金を受け取ることができるというものです。
特に小規模事業者ではこれまでホームページの作成も出来ていない状況が一般的でありましたので、まずはIT化の第一歩として助成金を活用したホームページ制作を展開してみることが良いのではないでしょうか。
その先にはテレワークや、リモートでの業務、テレビ電話での会議など業務効率化とコロナ対策との接点となるIT活用へとつなげていくことが必然と求められることになるでしょう。
逆境こそ次の世界へのヒントの場となることかも知れません。
(2020年8月)