不動産価格が上昇して、物価も賃金も高まり、金利も上昇。そんな勢いの情勢でインボイス制度も開始されることになりました。消費税の税収はまた上振れることになるでしょう。
デジタル化も浸透し始めています。AIの活用も大分私たちの身近なものとなってきています。生産性の向上で賃金を高めていくことが要求されるようになっていくのではないでしょうか。
政府の税制検討としても、引き続き投資促進と所得増大、DXといった分野に着目した政策を中心に据えていこうとしています。今後は、この先の変革を明確に捉えたうえで、人材と設備の投資をしていくことが資金効率化につながることになっていきます。
ITに投資をして業務を標準化することも重要な要素になるのではないでしょうか。なぜなら人手不足が深刻化しているからです。なかなか人的資源が確保できないなかでも、何とかしていかなければならない状況としては、業務を単純化していくことが有効打となる可能性があります。
そして、高齢化についても確実に私たちの仕事環境に影響しているところとなっています。経験豊富な高齢者が現場をサポートしていくことは有用でありますが、その間に若い世代に経験を積んでいただき、次の事業に備えて展開していくことが求められます。そのためにも、先を見据えた投資をしていけるかどうかを見極めることは非常に大切な時ではないかと思います。
不動産を購入しようとしても、なかなかローンが組みにくくなるとすると、きっと時間効率が良い業務が人気となることでしょう。
(2023年10月)