会社の決算ではどのような点が重要となるでしょうか?一年間を会計の観点からまとめていくことになりますが、最終的に作成されるものは財務諸表となります。財務諸表には貸借対照表や損益計算書、株主資本等変動計算書、注記表などが主になります。
損益計算書上の最終的な利益をもとに法人税額を計算することになり、税金の申告を済ませて銀行など借入先にその財務諸表を提出することになります。ということでとても重要な位置づけとなるのが財務諸表になります。
しかしながら実際には財務諸表はどこか外に追いやられて違う世界のものとなっているように感じることが多いと思います。決算の時に税理士さんが作成するものということでしょうか?本当は自社で作成することに意義があり、その結果外部に説明することができるツールといえるのではないかと思います。
どのようにしてそのような財務諸表を作成していくのかということですが、毎月の決算で試算表を作成していくことがその答えになります。毎月のことができていなければ当然に一年間の総まとめの決算でできることではありません、毎日できていればそれが毎月につながりますし、決算はその積み上げた結果にすぎないということになります。
毎月の会計処理を見直して財務諸表を自社のものとしていくことで会社を強くしていくことから始められると良いと思います。
(2024年12月)