
我が事務所ではコロナ禍に突入した2020年(令和2年)4月にデジタル革命を宣言しました。それまでの作業をデジタルに切り替えるために一年毎にターゲットを決めて実施していこうということにしました。
初年度はそのうちの最大の難関となる所得税の確定申告時のアナログな手計算をパソコンに切り換えるようにする作業に取り掛かりました。かなり大掛かりな作業となるため半年くらいの時間を要したと思います。そしてすべてのクライアントのデータを入力することが出来ました。その翌年からは手書きの計算時間が削減されることで大きな業務改善へとつながりました。今でも完全には構築されていない状況ですが、それでも実務上ではすべての案件が網羅されています。
デジタル革命の2年目以降は少し足踏みもありましたが、その他の業務においても手書きからパソコン作業へ、手入力からスキャナー読み取りへといった移行は無理なく移行していきましたが、システムをつくるような改革は難易度が高くなるため、デジタル人材を募集した結果、いろいろとデジタル革命を推進していくことになりました。
今年はデジタル革命6年目となります。あと少しの細かい点を補正しつつ、本丸としては全ての業務をつなげていくためのプラットフォームとなると思います。その前作業としてのデータベースづくりも一年目同様に相当時間がかかるためこれを実施して推進力につなげていけるとさらなる革命が可能になるのではないかと思います。
デジタル革命により業務の効率化よりも分業化が図られることに大きな利点を感じます。また実務を習得するにはデジタル的に処理されていることはわかりやすくなるという図式が生まれます。計算の仕方は都度細かく説明をするので計算式を使って自分でも確認してみると簡単に理解できることでしょう。
(2025年3月)