今年も春先からご相続の事案のご紹介をいただいています。相続税の申告には通常半年間程時間を要します。7月に路線価が公表されることから相続税額の計算の元となる土地の評価額がはっきりとしていきます。このあたりで土地の現地調査も実施して相続税評価額を算出します。自宅の他にも土地が地方にある場合には出張して調査を実施しています。
このような下準備を終えて秋にかけて申告のための打ち合わせをご依頼者様とさせていただきます。分割協議を相続人間でまとめていただき、その後申告書の提出、遺産の名義変更手続きという流れとなります。
相続税の申告が必要ないケースもありますが、自宅と金融資産があると相続税はほぼかからず申告のみという状況が多くになります。また、相続人の代表者様が会社勤務など忙しく平日の日中に時間が取れないという状況も多く、銀行預金や証券口座などの解約手続きなども代理で申請しています。名義変更には戸籍謄本や印鑑証明書などの書類と一緒に郵送によるケースが多く、郵送の往復で10日間位は要してしまいます。
資産の種類が多い場合には手続きに1~2カ月間ほどはかかりますので、早めにご依頼をいただけると余裕を持って申告までの手続きを進められます。
相続税の申告は高齢化とともに増加していますのでいろいろなケースに対応できるようなサービス体制を目指していきます。お困りの際にはご相談をお願いいたします。
(2024年9月)