会社の収支でも家計においても、お金の管理がとても大切です。いったいいくら使ったのか、いくらの税金がかかるのか、いくらまでなら使えるのか、いくらの利益が出ているのか、いずれも漠然としていると雲をつかむようなことになり、いつまでも自分の中に浸透していかないこととなってしまいます。
一方、資金を管理していれば、いくらの利益が出ているのか、いくらまでなら使っても大丈夫か、いくらの税金を用意しておくか、ここまでいくらのお金を使ったのかということはすでにわかっている内容となり、これからのお金をつくることに思考を向かせることが可能となります。
それではどうしたら資金を効率的に管理することができるのかというと、帳簿なり家計簿になります。日々の出納をしていくことで収支が計算されますし、資金の管理が出来てくるものとなります。
いったい今月はどれくらいの金額を使っているのかということは最も基本的なことではないでしょうか。この基本的なことからすべての資金の管理に通じていくことと思います。
また、会社の経営をしていくためには複式簿記の知識は最低限必要ではないかと思います。経理業務までは出来なくてもその元となる複式簿記のしくみは抑えていなければ経理業務のチェックもできなければ、アウトソーシングもままならなくなってしまいます。
何事においても原理原則をしっかりと身に着けていくことが何より重要ではないかと思います。資金の管理で足固めできているかは、会社、家計を経営していくための土台となる基礎となるところです。
(2025年7月)


