これまでプチ経営哲学というテーマで経営に関する用語を取りあげて連載をさせていただきました。経営は奥深さがありますが、どのようなケースにおいてもセオリーは不変であり、売上を最大に経費は最小にということに尽きるのかもしれません。
経費の方は、コストカットや知恵を絞り出し工夫する事によって抑えていく等、イメージがしやすいと思いますが、売上を増やす方は、どのようなイメージが出来るかは、経営者によって千差万別です。
経費の削減と同様に、売上が増加することもきっとイメージ出来るかどうか、つまり創造していくものなのではないかと思います。
例えば、販促やセミナー、イベントでの広告宣伝、接待交際で人脈を広げていき、その先に売り上げにつなげていく何かを得ることが、その具体的なイメージの領域になるのではないかということです。
とても抽象的でわかりづらい領域の概念ですが、そこにもセオリーを見出して、売上につながるアクションを起こし続けていくことが必要であるということです。
漠然としていますが、取っ掛かりとしては、自社あるいは自分の強みになると思います。自分の強みはほとんどの人がわかっていないと言われています。ドラッガーによるとわかっているのはせいぜい弱みであると言うように、強みはなかなかわからないのでしょうから、自己開発のセミナーなどでその気付きを得ると、その後の行動の何かが変わり、売上などの増加という成果に転換されることなのでしょう。
そして、何よりもそのチャンスをいかに見つけて掴むのかが最大の要因になり、そのための日常的な習慣や行動を実践していくことが、成功哲学であり経営哲学にも通ずるような気がします。
(2019年10月)