税理士は税金の計算をしているのは当然でしょうが、税務代理といって計算以外にも申告書の提出を代行したり、税務調査といって提出された申告書が正しいかどうかを税務署がチェックをする際にも立ち合いをしたりする仕事があります。その際に常にあるのは、計算した税金の金額が合っているのか、妥当であるかという観点になります。
税のしくみができあがったのは飛鳥時代の大化の改新で「大宝律令」という法律制度によって、「租・調・庸」として納められていたようです。その後いくつもの時代を経て税は納められてきましたが、お米、特産品、労働といった納め方から江戸時代では商工業者による収益に応じた通貨納税が行われるようになりました。
明治維新があり、地租改正で米から貨幣への転換があり、所得金額が多い人への所得課税が行われてきました。
昭和時代になり、憲法にも「納税の義務」が定められ、税理士制度もできることになりました。税理士制度の前身では明治時代には税務代弁者が登場してやはり納税者にかわって税金の計算や申告をしていたようです。その後に資格制度となり税務代理士が登場することになったようです。
今では所得税より消費税が重要性を増してきている税となっていますが、長い歴史の時代の変遷のなかで税の納め方は変化しているところとなります。所得税の段階では税金の計算において、税理士が必要となりましたが、消費税の計算ではどのような必要性が生じてくるかによって税制度も変化していくところとなるのではないでしょうか。
いつでも変わらず、自分の税に対して納得できるかどうかはなくならない心情になるのではないかと思います。公平性というテーマがその背後にはずっと続いているのではないかと思います。
(2026年7月)


